子供の体力や運動能力の低下が問題
   
   「社会活力の源泉は言うまでもなく、社会を構成するひとり一人の活力である。そして人々の活力を支えるものは心身の健康である。

人々が生涯にわたって、その心身の健康を保持増進していくためには、食事や運動、睡眠などにおける望ましい生活習慣の確立が不可欠である。

中でも食習慣は、子どものころの習慣が成長してからの習慣に与える影響が殊更大きい。

また、成長期である子どものころの望ましい食習慣は、心身の健全な成長に不可欠な要素でもある。

子どものころから、望ましい食習慣を身に付けることは、人々の心身の健康につながり、ひいては社会全体の活力を増進するための礎となる」文部科学省の食育に対する考えとして、このように述べられている。

しかし今、子供の体力や運動能力の低下が問題になっている。
文部科学省「体力・運動能力調査」の結果によると、今の子供たちは、走る、跳ぶ、投げるといった、基礎的な運動能力や、様々な体力要素が、1985年をピークに著しく低下の傾向にあり、柔軟性など体をコントロールする能力が低下してきていると言われている。

そして学校医が、最近増加している子供の病気として真っ先に挙げるのが、生活習慣病とアレルギー症状であると言われている。

(つづく)
 
 
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